iPhoneでも手書きノート?

3年と少し前に、iPad Pro 12.9-inch (2017)を清水の舞台から飛び降りる覚悟で買ってから、私は紙のノートを全てやめて、手書きノートアプリに一本化しました。ノートアプリはいろいろとありますが、そちらを一本化することはなかなか難しく、いろいろと紆余曲折がありました。この記事では、アプリのことがテーマではなく、同じノートをiPhoneで扱うことを書いていきます。

iPad ProとiPhoneでのノートのSync

ノートアプリはいろいろと使ってきましたが、その都度、iPhoneにも同じノートアプリをインストールしていました。それは、同じノートを同期して、必要な時に見返したいと思うからです。

ノートそのものの同期、シンクロは、iCloudやDrop Box、OneDriveなどのクラウドストレージを利用しています。1年前までは、シンクロの速度や頻度で不満に思うことが多かったですが、今最も頻繁に使用しているノートアプリのNoteshelfでは全く同期に不満を感じません。非常に進化しています。

しかし、同期については使用する上でのインフラとして重要な項目ですが、それ以上に解決しなければならない問題があります。ノートの見え方の違いです。

画面が違う

使用しているiPhoneは、

  • iPhone 11 Pro MAX (MainのPrivate機)
  • iPhone 7 (会社からの支給)
  • iPhone 7 (11 Pro MAXの前に使用していたPrivate機)

の3台です。iPad Pro 12.9-inchの画面の大きさは、「2,732 x 2,048ピクセル」であるのに対して、

  • iPhone 11 Pro MAX: 2,688 x 1242ピクセル
  • iPhone 7: 1334 x 750ピクセル

です。コンパクトなiPhoneは手に取りやすいのですが、iPhone SE (2020)の第2世代のSEでも同じ、1334 x 750ピクセルしかありません。iPad Pro 12-inchと比べると、縦方向は約半分、横方向は36%程度しかありません。横方向を基準にすると、36%も縮小されてしまうので、縦のスペースが余ってしまうことになります。

iPhoneの縦横比は

  • iPhone 11 Pro MAX  2.16 : 1
  • iPhone 7       1.78 : 1

となっているのに対して、iPad Pro 12.9-inch(2017)は、

  • iPad Pro 12.9-inch  1.33 : 1

と全然違います。ちなみに紙の場合は

  • A版もB版も      1.41 : 1 (白銀比)

になっています。(ちなみに黄金比は1.618 : 1)

iPad Proは紙の縦横比に近く、iPhone 11 Pro MAXは縦の比率が高いので、同じノートのページを表示させようとすると、iPhoneでは上下に多くのスペースが余ってしまいます。画面の広さの割に表示できるノートの大きさが小さくなってしまうように見えてしまいます。

このために、同じノートをiPhoneで読もうとすると、小さすぎて読みにくい、ということになってしまいがちです。面倒ですが、拡大して表示すれば細かな字でも読むことはできます。読むのはまだなんとかなりますが、書き込むのは無理ゲーに近いです。

Apple Pencilは超優秀

理由は単純なものです。iPhoneでは現時点でApple Pencilを使うことができないからです。iPad Proと同時にApple Pencilが発売されたのは、2015年の11月11日。それ以前は、スタイラスペンを使うしかありませんでした。当時私は、iPad Airとスタイラスペンでノートアプリを使いこなそうと悪戦苦闘していました。

当時スタイラスとして人気だったのは、SU-PENとかいう導電性の繊維がメッシュ状になった特殊なペン先のペン。もう捨ててしまって手元にはありませんが、導電性のゴムを使ったもの。ペンのようなタイプでありながら、先端が透明なプラスチックの円盤になっているものとか、いろいろなスタイラスがありました。

写真にあるように、Bluetoothで接続し、パームリジェクションができます!という高級ペンも購入していました。これは、iPad Airに手書きで文字を書く時に、どうしても画面に手首が乗ってしまいますが、ペン先以外の手首の細かな動作もiPad Airは検知してしまうために、手首が動いたあたりにランダムな汚れがついてしまうという不具合を解消してくれる、という、今では当たり前の機能が搭載され始めた頃でした。でも、当時は全く使い物にならず、ペン先の検出もズレまくりで、びっくりするぐらいに下手な字しか書けませんでした。

雨がよく降った4連休に机の引き出しの整理をしたら出てきたのが、前掲写真の当時使っていたスタイラス4本。Bluetooth接続を必要とする当時としては高かったスタイラスは、当時も微妙だったけど、今はもう全く使い物にならない、ゴミそのもの。

当時は人気だったSU-PENはどんなものだろうか?とiPhone 11 Pro MAXで試してみたけど、ペン先が太すぎてとてもまともに書けません。拡大表示しても全然追い付かないほどです。

テクノロジーの逆行をしてみると、当たり前だと思ったことも、とてつもなくすごいものと再認識できます。やはりApple Pencilは相当にすごいものです。でも3年間も使い続けていると、その凄さを当たり前のことになってしまって、それ以前の酷さ・不便さを忘れてしまっていました。
断言します、Apple Pencilが使えないiPhoneでノートを書くことは不可能です。

先日のAppleの製品発表で、iPad Airの新製品(2020:個人的に発売年で書いたほうがわかりやすい)なれば、進化版のApple Pencil 2がi使えるようになります。これはとてもすごいことです。Apple Pencil 2が使いたくてiPad Proに心惹かれていた人はときめいていることでしょう。

でも、それ以前に去年から、Apple Pencilはほぼ全てのiPadで使えるようになっています。5年前に電子ノートをiPadで!という無謀な挑戦をして儚く散った人も、今ならいとも簡単に電子ノートの夢を現実にする事ができるのですね。3年前はお高いiPad Proしか選択肢がなかったのに、今では一番安いの無印iPad(2020)でもApple Pencilを使って電子ノートができる。なんていい時代になったのだろうと、感激して、無用の長物となったスタイラスをゴミ箱へと投げ入れました。

iPhoneでは閲覧とマーカーを引くことだけ

Apple Pencilが使えるのは、iPadだけ。

何事もきっちりと分けたがるAppleのことですから、しばらくはそうかもしれません。そうだとしたら、iPhoneではiPadで書いたノートを閲覧することだけに特化するしかなさそうです。

その場合、iPadで書くノートを工夫することで、iPhoneで読みやすくすることができます。それはノートのページの縦横比をiPhoneのように縦長のものを利用すればいいのです。

手帳でも、縦長のタイプがあるように、ノートアプリのページのリフィルにも縦長のタイプやそのものズバリの「モバイル」サイズというiPhoneの縦横比にしたリフィルがあります。

例えば、Noteshelfの場合は、

モバイルという用紙が選択できて、

多少のバリエーションがあり、実際に書いてみると

こんな感じ(画面キャプチャ)で、iPhoneで読むのに苦労しません。ただ難点をあげるなら、iPad書く時に横幅が狭いノートで書くスペースの少なさを感じてしまうところです。

縦長の手帳が好きな人にはいいかもしれません。でも、私はA4のノートに書き込むのが好きなので、この縦横比は好きになれません。

あと、iPhoneでできることは、マーカをつけることぐらいでしょうか。バレット・ジャーナルの使い方であれば、チェックボックスにチェックを入れたり、写真を添付することなどもできそうです。

非常に限定的な使い方になってしまいますが、iPadを取り出せないシチュエーションでも、ノートを開きたいというときはあるので、そのような場合に重宝しそうです。

まとめると、、、

iPhoneでは一番画面の大きいiPhone 11 Pro MAXでも、表示を拡大してスタイラスでノートを書くのは難しい、というか現実的ではないです。例えるならば、小さな付箋に太いマジックペンでメモを取るようなもの。

不可能ではありませんが、実用性はありません。

用紙をモバイル用にすることで、iPhoneでも同じノートを見やすくすることができますが、iPadでノートを書くときの違和感はあります。iPhoneで何か積極的に利用するというよりは、iPadで確認できないときのバックアップとして捉えたほうがいい、iPhoneとApple Watchのような関係、という感じがいたします。

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