無駄を省くために考えるべきこと

したいことを全部やろうとするには時間が足りない。

かつてそういう悩みをずっと抱えていた頃が、私にもあり、タスク管理をいろいろと駆使して、効率を上げようと奮闘していた時期がありました。

今では、かなり余裕が生まれて、ストレスと上手に付き合って、毎日を楽しく送ることができています。それはなぜかについて、忘備録的に簡潔に書いておこうと思います。

無駄とは何か?

そもそも無駄とは?その定義はどうなっているのでしょう。

個人的には、それに注ぎ込んだ労力に比べて、得られるものが少ないことは、無駄だと定義しています。例えば、1000円の利益を上げるために、3時間以上働くこと。これは無駄です。バイトすれば、その倍は稼げるでしょう。

自己満足を得るために、多くの犠牲を払うことも、よく考えなくてはいけません。ちょっとだけ自尊心をセーブすれば、より多くの物を守れたかもしれないのに、多くのかけがえのないものを失う事例は枚挙にいとまがありません。

無駄をあらかじめ判別するには

冷静になってみれば、そのことが無駄なのか、重要なことなのか判断できるかもしれませんが、頭に血が上っているような時はなかなか難しいです。

別な視点では、重要度と緊急度の2×2の4マスに分類して、緊急かつ重要な案件から対処した方がいい、というアドバイスもあります。一見、無駄がないように感じられます。でも、本当にそうでしょうか?

私は、ここに大きな落とし穴があると思っています。なぜなら、重要か、そうでないかは、私が感じることではあるけれども、私の力ではどうにもできないことに左右されることが多いからです。

私は営業を仕事にしていますが、お客様に提案はできても決めることはできません。決めるのはお客様で、その判断をコントロールすることはできません。様々な都合も、全てお客様に合わせる必要があります。ときに理不尽です。

真っ当に人生を送っていれば、様々な「理不尽さ」に出くわします。自分を呪いたくなるときだってあることでしょう。ああ、なんて無駄なことをしてしまったのだろう、と悔やむこともあるっでしょう。

理不尽さは、あらかじめ予想できることでしょうか?

具体的な理不尽な仕打ちは予測できませんが、リスクとして計算に入れておくことはできます。なぜなら、自分ではコントロールできる範囲外のことだからです。つまり、自分では一定の範囲のことは想定の範囲内で自分でコントロールできるが、ある一線から先は自分ではコントロールできない、ということを考えるのです。

営業の例で言えば、自分はお客様の関心を引くために、ネタAとネタBを用意して必勝パターンに持ち込もう、と準備することはできますが、想定している反応をもし示さなかった、関心がなかったら場合、必勝パターンに持ち込むことはできない、という撤退ラインを敷いておくのです。仕込んだネタに対するお客様の反応は、ある程度は予想できても、コントロールできません。コントロールできないことをくよくよ考えても仕方ないのです。

コントロールできないことは考えても仕方ない

コントロールできないことは多々あります。というか、自分でコントロールできることは極めて少ないです。

コントロールできないことをあれこれ考えて、100通りの対処方法を準備するのもありでしょう。その100通りの範囲で相手が反応してくれたら、しめしめと準備した物を繰り出すことができるでしょうが、99通りの準備は無駄になります。それ、効率的でしょうか?私ならば、相手のことを考えに考えて、ベストだと思われるシナリオだけを提示します。そこから外れた場合は、相手のことを充分に理解できていなかったのだと反省して、謙虚にニーズをつかめるようにお話をもう一度お伺いするだけです。そうして、コントロールできる範囲を広げていきます。

いわゆる理不尽さ、というのも自分のコントロールできる範囲外にあります。それらのことをいろいろ思い悩んでも、何にもなりません。全て無駄なことです。

義憤を覚えるようなことがあったとしても、そのことに自分のコントロールが及ばないならば、怒り覚えても何もできない、という事実を冷静に見なくてはダメなのです。コントロールできないことに対して、なんらかのアクションを取ろうとしても無駄です。ヤケ酒を煽っても無駄なことです。

自分がコントロールできる狭い範囲をあまねく見渡して、最大のできることをやるしかないのです。最も効果的なことをするしかないのです。一種の諦めに近いです。

参考記事

自分でコントロールできる範囲は狭い

自分でコントロールできる範囲は狭いです。それでも、しっかりコントロールしないと他人にコントロールされます。

よくあるのは、仕事で自分の責任範囲の仕事を全うすることができていないので、上司からあれこれ細かく指示、指導されるといった具合です。新米ならともかく、それなりに自尊心があると、これはこたえます。やってられない!という気分になります。

自分でコントロールできる範囲をまず確実にコントロールすること。それほど難しいことではないはずですし、できることは限られています。

そこからスタートして、自分がコントロールできる範囲を少しずつ広げる努力をすること。そして、広がりすぎて手に余る状態になれば、権限を委譲して、部下なり他の人にお願いしてやってもらうことです。そうやって、自分の能力とコントロールすべき部分のバランスを上手にとることで、無駄を省き、楽しく人生を送ることができるものです。

言うは易しですが、行うは難し、です。

でも、この本質がわかれば、かなり楽になります。

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