未来の日付のページを活用 #35

骨折がある程度回復して、出張などの移動ができるようになりましたので、ガンガン出張などの予定を入れています。まだGo-Toを出張で使えますし、移動の制限がされる前に、、、という訳で。
出張していると、それだけで仕事をしてしまう気になってしまいます。
出張の移動は時間の浪費だと気づいた
骨折以降、久しぶりに出張してきました。もう少し、出張中でも仕事を進めることができるだろう、と期待していましたが、在宅勤務と比較すると、パフォーマンスはかなり落ちます。半分もいかない印象です。
さらに、移動中に普段通りの仕事量をこなすことができません。必然優先順位の高い、
- 諸連絡や依頼事項(メール、電話など)
- 簡単なレポートの作成
- 最低限の段取り(移動手段の確保、ホテルなどの予約)
に時間を要してしまうので、ノートの内容を整理したり、他のノートとのリンクを整備するなど、「情報を整理・保存、再活用する」活動にリソースを割くことが難しくなります。
Roam ResearchのDaily Pageの文量がパラメーター
私の「情報を整理・保存、再活用する」活動は、清書する位置付けがRoam Researchに記入するという行為になります。したがって、多忙状態になると、このノートの文量と質が低下します。
最近の2週間を振り返ると、ブログの更新が滞っていただけでなく、Roam ResearchのDaily Pageの文量が極端に少なくなっているのが見た目でわかります。
このままの状態で時間が経過してしまいますと、フレッシュな記憶が永遠に失われ、空白領域が拡大してしまいます。それはまずいです。
効率良くノート、報告書を量産する方法
最近試してみて、有効だな、と実感した効率を上げる方法があります。
それは、計画を立てた段階で、下書きをどんどん書くことです。1週間後の出張の予定を立てる時に、交通手段、行先、議題、目的などを1週間後のDaily Pageにどんどん書き込んで、下書き状態と将来のためのメモを合わせて書き込んでおくのです。Plan、Do、SeeのPlanの部分を、Doを記録するノートに先行して未来の日付のページにノートを書いていくのです。
全てが予定通りに進むわけではありませんが、予定を立てた状態での目的をきちんと書いておけば、Doを記録するときの作業量を減らすことができますし、仮説が記録されているので、検証がその場でできます。
紙のノートでも、スケジュールノートでも同じことができます。
Roam Researchのいいところは、ノート本文中の日付とDaily Pageがリンクされているので、先の日付のページに、記入した日付を記入しておけば、記入した日のDaily Pageにもリンクとして表示されます。リンクや参照など、記入事項を有効活用でき、版の管理もできます。いつ書いたのか、とログを残し易いのもいいところです。
そうしておくことで、一つのプロジェクトが、どのような経緯を経て、進捗したか?を振り返りやすくなります。
しかし、それも、ノートをこまめに書いていないとダメです。
隙間時間にノートを書く(心がけ)
もう一つの心がけとして重要なことは、とにかく隙間時間が発生したら、Roam Researchを開いて、こまめにノートを書くことです。
全てを正確にノートに書かなくても、キーワードなどをちょこっとメモしておけば、あとで清書としてしっかり書き込む時に、記憶の鮮度を失わずに、ポイントを明瞭にしてノートを整理することができます。
この点では、紙ベースのノートの方が勝手がいいのですが、しかし、他のメモとのリンクを張るなど、再活用に手間がかかってしまいます。ノート側のメモとのつながりを可視化することが大事だと思いますので、最初からRoam Researchに書き込みたいと思っています。
となると、電車やタクシーなどで数分移動している間に、スマホからRoam Researchにアクセスして、書き込みたいところなのですが、iOSのアプリがなく、起動に時間を要するため、もうちょっとなんとかなるといいのにな、と思っています。
意識的にまとまった時間を確保して、ノートを整理する
最終的な手段ですが、忙しさの代償でノートの内容が貧弱になってしまったら、敢えてまとまった時間を確保して、ノートを整理する時間に充てます。実は、今日の午後はそれをやるつもりです。
出張する予定でしたが、先方の都合が合わなくなってしまったので、一昨日、予定を変更しました。当初予定していなかった、まとまった時間が生まれましたので、これを幸に、しっかりノート整理する時間に充てる予定です。
意識的に、ノートを再構築する時間を設け、さらに定期的に読み直す、reviewする機会を設けることで、記憶が定着し、モヤモヤを腫らすことができます。それにより、Next Actionのポイントが明確になり、次のPlanの精度を上げることにつながります。
スパイラル状に全てはつながっている
どこかでつまづいてしまうと、全体の流れが淀み、スパイラル(螺旋)状に上昇していくはずが、いつの間にか下降していたという残念な事態に陥ることは結構あるものです。普段から注意していたら気づいたはずなのに、多忙に紛れて気付くのが遅れた、というのは良くあることです。
見逃さないために、To Doリストやリマインダーを設定していたはずなのに、当初の目論見と現実が少しだけずれていたために、つい、見逃してしまった、ということを避けるのはかなり困難です。
こまめに、「流れ」を追いかけていることで、「流されている」状態を客観視することができます。そのための一つが、こまめにノートを書くことであり、予定の段階で、将来のノートの下書きをして残しておく、ということなのだろうな、とわかるようになってきました。
「言うは易く、行うは難し」の典型ではありますし、基本中の基本ですが、それだけに徹底するのは難しいものです。