過去と正しく向き合うために記録する #45

ただいま、Notionを使って、日々のいろいろな積み重ねを記録に残す取り組みを始めています。
その理由は、

  1. 過去におけるそれぞれの「ものごと」の距離が曖昧になっている
  2. 昨日と数年前のこととの相対的な時間的距離がわかりにくくなっている

と感じ始めているからです。

鮮明すぎる新しい過去

娘が生まれた頃に始めたデジタル一眼レフの写真とiPhone 11 Pro Maxで撮影した写真が混在していると、サムネールで見る限りは、全く遜色ない写真に見えてしまいます。
まるで、時間の経過などなかったように感じます。もう娘はミドルティーン、なのに。

日記アプリのDayOneには、「On This Day」というメニューで過去の同じ日に書いた日記を参照できる機能があります。
日記を書くたびに、このメニューで過去の「今日」の日記を読み返すのですが、2年前も5年前も非常に鮮やかに記録されていて、その間の年月がスポット抜け落ちているように感じる時があります。

昨年末に読んだ、佐々木俊尚さんの「時間とテクノロジー」の冒頭部分には、「過去は摩耗しなくなった」ことについて詳しく述べられ、こう締めくくっています。

過去は色褪せなくなり、いつまでも鮮明なまま保存され続ける。

しかし過去は、いつ改変されるか誰にも予測できず、常にデジタルコラージュの寄せ集めでしかないという不安定な状態に置かれている。

そういう過去が世界に溢れかえり、私たちは郷愁を感じることができなくなっている。

それどころか、時に強制的に押し付けがましく配信されてくる過去によって、私たちは忘れることさえできなくなっている。

過去とはそういう厄介なものへと変わりつつあるのです。

過去との距離感を保つ

そんな厄介な過去と適当な距離感を保つには、

  • それらの間にあるものを明確化する、知覚できるようにする (相対化)
  • 距離を証明する座標軸を採用する (絶対化)

の二つの方向性を採用するのが妥当でしょう。

相対化して距離感を保つには、その間にあるものを正しく認識できればいい。でも、その間にあるもの

  • 準備
  • 成長
  • 前兆

などの積み重なりは、一つ一つは非常に微々たるもので、把握が困難です。
チリも積もれば、、、というように、積み重なりは纏まらない限り認識できないので、やった記録の積み上げに委ねるよりほかありません。

距離感を絶対化するには、日時、成績など、正しく記録し、改変されないようにする必要があります。絶対信用できる仕組み、正しくバックアップされる仕組みが必要です。

この二つを満たすものはなかなかないのですが、私はそれをNotionに求めています。

月日の流れが速く感じるからこそ

年齢を重ねるたびに、1年の短さを感じます。非常にジジくさいですが、事実です。

1年は365日ありますから、一口に1年といってもその間には364日の積み重ねがあるわけです。でも、普段はその積み重ねを知覚できません。

日記帳や手帳を積み重ねることで、その間の時間を実感できますが、検索性が悪く、振り返りには使いにくい。やっぱりデジタルがいいよね、と思います。

Notionはプライベートで使用する分には、無料で使用できます。が、いつまで使えるか?の不安は残ります。でも、人気のWebサービスですから、そう簡単に破綻しないでしょうし、サービス終了の話があればその代替案も誰かが準備するでしょう。そう考えて、2020年12月後半からの記録をNotionに一本化して残していくことに決めました。

日記はDayOneで

Notionで日記をつけていますが、同時にDayOneでも日記を書いています。ほとんど内容は重複しますが、日記アプリにはそれなりの使い勝手の良さもあります。

Notionは表現力が豊かで、あらゆるものを添付できます。Evernoteのように、自由度の高いノートを作ることができます。

一方で、DayOneは表現力はそれほどではなく、Markdown記法でリッチテキストで記録を取ることができますが、逆に制約されているからこそ、集中して書きやすいメリットが生まれます。シンプルな構造なので、数年使い続けてもデータが膨大になる心配はありません。それに、クラウドでシンクロするタイプでオフラインでも使用できるのが強みです。

NotionはWebにつながっていないと使えませんし。

メタノートとしてのNotion

Notionは記録を残して、増えていくノートの数を楽しむ、コレクター要素を強くして楽しむつもりです。基本、「編集」してノートをとる、というスタイルにしますので、ノートのためのノート、すなわちメタノートとして、旗艦ノート(King of Note)として君臨する位置付けになります。

一方で、iPadで使用している手書きのデジタルノート、Roam Research、メモ類は、1次ノートとして、収集、考察、実行のためのノートとして、前線で活躍するノートとしての位置付けにしています。

前線で活躍したノートを読み返して、メタノートたるNotionに編集したノートを記録する。そして、然るべきタイミングでNotionのノートを再読し、相対的な距離と絶対的な距離を正しく知覚して、過去と正しく向き合えるようにしようと、目論んでいます。

さて、来年の大晦日は、どんなことを思い、考えているのか、今から楽しみです。

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