COVID-19のワクチンについて調べてみた #46

2021年になり、年が明けてから1週間が経過しましす。2021年の立ち上がりはいかがでしょうか。

冬が本格化してから世界的にCOVID-19の感染が深刻化しています。日本はワクチンのニュースが全然出てきませんが、イギリスではワクチンの接種が本格化し、アジアの各国もワクチンの調達と接種の計画についてニュースが喧(かまびす)しいのに、日本のニュースは感染者数の推移ばかり報道して、希望を持てないものばかりです。

日本大丈夫か?いや終わっている

日本だけの内部の視点だけでいると、長期的な停滞によるぬるま湯で茹でガエル状態になりそうです。COVID-19のニュースひとつとっても、日本の動きはチグハグに見えてきます。個人的な見解にすぎませんが、日本でこれでけワクチンの話題が出てこないということは、

  1. 国際的なワクチンの調達競争に出遅れ、負けた
  2. 国際的なワクチンの開発競争に負けた

ということなのではないかな、と思って調べてみました。本当にそうだとしたら、今のマスコミは第二次世界大戦の大本営発表となんら変わりはないですね。

なお、今回海外の医薬メーカーが開発に成功したワクチンは、これまでの常識的なワクチンとは異なり、mRNAワクチンと言われるものです。

ワクチンの種類とmRNAワクチン

これまでのワクチンとは、リンク先のWikipediaにあるように、

の二つに大別されることが多く、「トキソイド」をワクチンの一つの種類に含む考え方もあります。

一方で、海外のニュースで報じられている、COVID-19のワクチン(Pfizer–BioNTech製Moderna製)は、上記の二つには分類されない新たなmRNAワクチンです。

mRNAワクチンとは、DNAの情報を読み取り、特定のタンパク質を合成するためのコードを伝達するmRNAを化学的に合成し、注射により体内に取り込まれると人体内の細胞で「抗原」を生成し、その「抗原」を認識して免疫を獲得できる、というワクチンです。

非常に簡単に説明するならば、

  • 従来のワクチンは、識別すべき敵をボコボコにしてから、身ぐるみを剥いで識別情報を獲得し、免疫体系を作る
  • 新しいmRNAワクチンは、敵の識別情報を作る設計図から、識別情報だけを作り出せるようにして、免疫体系を作る

という違いがあります。

今回のCOVID-19は早い段階で遺伝子情報が公開され、化学的にワクチンを作ることのできるmRNAワクチンのスピードが優った、というわけです。

こちらも参考に

厚生労働省の説明

ニュースではあまり報道されていませんが、当然、厚生労働省も日本国内外でのワクチン情報を発しています。

本ブログ記事の執筆段階では、12月24日の情報が最新情報として掲示されています。
注)海外での開発については、2021年1月20日に更新されました。

個人的な予測通り、先行する海外の2社と比較すると、他社の開発はまだまだのようです。

また、海外で先行している二社(Pfizer–BioNTech製Moderna製)の日本国内での治験状況もなんだか遅れているなぁー、という感じです。

ファイザー(Pfizer -BioNTech)については、2020年10月から治験を開始し、12月18日に承認申請をしているとあります。これが一番早そうです。
注)その後2021年1月20日にページが更新され、ファイザーとの契約がまとまった模様です。

モデルナ(Moderna)については、武田薬品工業が窓口となっていますが、まだ国内治験の準備中とのことで、ファイザーと比較すると2ヶ月以上遅れています。
武田薬品工業は、モデルナ以外にもノババックス社の組み替えタンパクワクチンにも取り組んでいますので、リソースが分散して取り組みが遅れる可能性もあります。

以上の状況から考察するに、一番早く供給される可能性があるのは、Pfizer–BioNTech製になりそうです。厚生労働省の資料では、ワクチン開発に成功した場合、1.2億回分のワクチンの供給を2021年6月末までに受ける、基本合意とあります。

ちょとまて、これじゃあ

気になったのが、「ワクチン開発に成功した場合」という前提条件です。12月18日に承認申請をしてから、厚生労働省に承認された段階で、「開発に成功」という定義が成り立つのであれば、それから6ヶ月以内に供給を受けられるものだろうか?と疑問が湧きます。

医薬品といえども、製造にはリードタイムを必要としますし、世界各国から注文が殺到している状態なはずです。「基本合意」と書いてあるように、まだ「売買契約」にまでなっていない、つまり口約束程度の話なのではないでしょうか。つまり、メーカーにしてみれば、受注はしてない、ということです。

供給する順番は、当然受注した順番になるでしょうから、厚生労働省がOKを出しても、実際にワクチンが入ってくるのはずいぶん後、になってしまうのではないかと、懸念します。

早い者勝ちの競走ではないけれど

安全性と効果の確認が不十分かもしれないけれど、調達が遅れて感染が広がるリスクがある現状で、慌てすぎだと批判を受けたとしても、他国に先んじてワクチンを購入して確保しておく、保険をかけておく、そのことへの是非の議論があって然るべきですが、全く聞こえてきません。

日本国内の製薬メーカーの便宜を図りたいのでしょうか?

非常事態宣言でなんとかなると思っているのでしょうか?

御用疫学学者も不安を煽り立てるだけで(責任を取りたくないから?)、ワクチンを積極的に勧める活動が不十分に感じます。

でも、「調達」という視点で見ると、アカンのではないかな、と感じます。
さらに、「科学的」な視点に基づく十分な議論ができてない。

つくづく終わってる国だな、と残念に思います。

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