デルタ株を意識しての在宅勤務 #54

COVIDのデルタ株が猛威を振るっています。まだワクチンの2回目接種が終わっていないので、十分に気をつけて在宅勤務中心に推移しています。

これまでは比較的対岸の火事的な状況だったのですが、身近なところでの感染事例を耳にするようになったので、しっかりと注意しています。勤務する会社もリモートワークに積極的、というか、「営業」なのでもともとリモートワークが主体、でも、顧客訪問には行けないという、矛盾です。

在宅の方が効率がいい

仕事においては、格段に在宅でワークした方が効率がいいです。なぜなら、

  • そもそも自分の役割・分担が明確であり、オフィスで協力して業務を進める必然性が少ない
  • 仕事を邪魔されることがない、中断がほとんどない
  • 考えることに時間を使うことができる

からです。

役割・分担が明確

これは、外資系企業に勤めていることが一番の要因です。とにかく自分の業務範囲が明確に決まっています。

日本国内の担当製品の営業責任は全て自分なので、結果に対する責任が明確ですし、営業活動の計画、実行も全て自分の権限と裁量で決められます。もちろん、予算外のことは上長の承認・稟議が必要ですが、具体的なアクションについては自分の責任です。

何をすべきか、何をした方がいいのか、受けたフィードバックを分析・検証し、次のアクションに繋げること、これらを自分で行うので、別に会社に出かけて誰かと共有する必要はないし、関係部署とのコミュニケーションが必要な場合は、リモート会議とメールなどのコミュニケーションツールを利用すればいいだけです。もともと海外の上司・同僚とのコミュニケーションが主体ですし、そもそも会社には自分の机がない、「フリーアドレス制」なので、出社の意味はないのです。

出社するのは、

  • 上司との直接なコミュニケーションが必要な場合(稟議・決裁の根回しなど)
  • 受発注スタッフとの直接のコミュニケーションを取りたい時
  • 経費精算など、庶務書類の提出

に限られます。これら以外は、基本、リモートで完結できます。それもこれも、役割・分担が明確で、迷うことがないからです。

仕事を邪魔されない

身も蓋もない言い方になってしまいますが、「会社にいる」それだけで何も成果を上げず、組織に貢献していなくても、「仕事をしている気持ち」になってしまいます。「図書館に行っただけで勉強した気になる受験生」みたいなものです。

ただ、誰もができる事務的作業をして、顧客と電話などでたわいもない話をしたり、同僚と雑談したり、結論の出ない相談・打ち合わせ・会議をしたり、ランチに出かけたり、仕事の成果を全く上げていない一日というのは簡単に出来上がってしまいます。

成果を上げず、貢献をしてなくても、ただ、反射神経的に仕事の処理をするだけで、仕事をした気分になってしまう。オフィスにずっといることは、営業にとって価値を生まない行動である、だけど、外出しただけで仕事をしているわけではない。売り上げ利益を拡大する、そのための行動が求められるのに、できていないことは多い。

こうした本質的な仕事をする上で必要なのは、きちんと仕事に向き合うこと、集中することです。にもかかわらず、オフィスではあらゆる中断が発生します。話しかけられたり、電話が転送されてきたり、と自分では制御できない邪魔が入ってきます。

一方で、リモートであれば、メール、チャット等で連絡を受けますが、直接的に邪魔されません。かかってきた電話は発信者を確認してから、出るか、出ないかを決めて、こちらの都合の良いタイミングでコミュニケーションするように割り切っています。営業なので、移動中とか、色々と理由をつけられるので、いつでも電話にすぐ出なければいけない、とは思っていません。随分と図太くなったものです。

せっかく集中していたのに、つまらないことで中断が多発していては、パフォーマンスを上げることはできません。その点リモートであれば、かなりの部分を自分でコントロールできるので、集中を継続することができます。

結果として、仕事の効率が良くなるので、これまでよりも短い時間で業務を終えることができます。

さっさと終わらせて、自宅で寛いだり、読書するなど、自分のパフォーマンスを改善するために、新しく生まれた時間を使うようにしています。

考えることに時間を使う

先の集中の継続の最たるメリットが、「考える」ことに時間を使えることです。

中断されると、「考え続けること」ができません。何かに邪魔されることがほとんどないので、考えることに集中できます。そして、「準備」することに集中できます。準備がきちんとできていれば、多少の不測の事態に陥っても十分に対応できます。大体においてアタフタするのは、準備ができていないからなのです。何か突発的なことが起きたとしても、準備ができているので十分に余裕を持って対処できます。想定の範囲内での準備について考え済みなので、想定外のことについてもこれまで考えたことを応用して、対応することができるからです。ゼロからではさすがに厳しい。

その場その場の反射神経的な対応では限界があるし、考えが未熟だと途端に「思考停止」に陥り頭が真っ白になって適切な行動が取れなくなってしまいます。とにかく考えることに時間を使うことで、パフォーマンスの質と量を改善できます。急がば回れ、と言われますが、それはしっかり準備、考えることができていて成り立つ話です。場当たり的な対応では、廻っているのか、本質からずれているかがわかりません。大いに道を逸れて、膨大な時間と労力と精神を磨耗するだけに終わるのです。

オフィス=仕事場でない

ITが進化し、仕事の本質に迫ることに「場所」という制約が少なくなったので、もうオフィスが「仕事場」になる必然的な意味合いは無くなりました。上司に仕事しているふりをする必要もなくなりました。見た目ではなくて、成果・貢献がどんどん可視化されるようになったからです。

自分がしていること、解決しようとしている課題、これらに正面から向き合って、正しく適切に報告する。それらは、SalesforceなどのITツールにより記録され、次のステップへと再利用されていく。やるべきことを一つ一つ実行し、記録に残し、フィードバックを分析し、次のアクションに取り掛かる。これらの業務が見える化されたので、働きぶりの評価が明確になっている。レポートを書くのがめんどくさいという意見もあるが、逆に仕事しているそぶりを見せる必要(面倒)がなくなったので、私にとってはITツールによる業務援助の仕組みは非常にありがたい。

本来やるべきこと、役割、求められている貢献、これらと正面から向き合う場所が、「仕事場」なのだから。

在宅勤務の孤独さ

ただ、在宅勤務もパーフェクトではない。

孤独だから。

100%、全部を自分で向き合わなければならない。リモートでは、相手との直接的なコミュニケーションが減るので、どこまで分かり合えているのか不安になることも多い。そして、自分が困っているときに助けを求めるのが難しかったり、見かねて助け舟を出してもらう上司や同僚のサポートも期待できない。

だから、たまにはオフィスに出る。定期的な会議に出て、顔を合わせる。

これらのいい塩梅が難しい。楽しむレベルがちょうどいい。で、今はそういったちょうどいいレベルに身を置くことができるので、とても幸せに仕事ができている。とてもありがたいことだと思います。

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